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ビシュコフの「春の祭典」 [音楽]

今日のN響アワーはビシュコフ指揮で「春の祭典」とマーラー5番の4楽章でした。「分析的」とまではいかないけど、野性や鋭さよりも、きちんと整理された音響と歌うところは歌う、という演奏だったように思います。先週のチャイコ4番も、終楽章なんかはむやみに暴れないでスッキリした感じでした。ビシュコフという人は、こう言っては何ですが、見かけよりもはるかに(失礼!)リリシズムに寄った演奏をする人ですね^^;。今日の「祭典」は、映像がソロを追ってくれたりしましたから、教科書みたいというか曲の造りが分かりやすいなぁ、思いながら聴いていました(演奏が教科書的という意味ではないですよ)。

ただ、音はNHKが頑張っても、オーケストラの音響を録りきるのは無理ですね。テレビ用にピアニッシモは大きく、フォルテは小さくなって、レンジが狭くなってしまうのは分かっているんですが、それにしてもこの編成を録音するのは難しいのだな、と思います。もっとも、CDだってこの曲は厳しいみたいですね。オーケストラの曲で一番大変そうなのは、レスピーギの「ローマの祭り」で、これの第4曲「チルチェンセス」のコーダは、ホントの全楽器の大音響です。録音できちんと録れているものに出会ったことは無いですね。おダンゴになっちゃってて、実演で聴いた音にはなってくれません。「祭り」も「祭典」も、実演を聴く機会があったら、一度は聴いてみるべき曲だと思います。

アダージェットはねぇ、意外にすっきりしたテンポで進みましたね。全曲聴いてみたいな、と思いました。


ストラヴィンスキー:春の祭典&火の鳥

ストラヴィンスキー:春の祭典&火の鳥

  • アーティスト: トーマス(マイケル・ティルソン),ストラヴィンスキー,サンフランシスコ交響楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD


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