台風南下＾＾；

台風９号から変わった熱帯低気圧は大変な量の雨を降らせて行きましたが、台風として福井県に上陸したあと、なんと南下して本州内陸で熱低になったことになります。北緯37、8度まで来たあとこれほど南下するって、めったにないことなんじゃないでしょうか。記憶に無いような＾＾；。

日本に上陸した台風って、たいてい勢力が弱まって、今回みたいに熱低に変わったりします。まぁ、熱低になったからと言って、定義上のことだけですから、急に雨が弱くなったりする訳じゃないですが＾＾；。何しろ日本にはあまたの山々がそびえていまして、これが台風の足元を削ぐわけですよね。高さがだいたい12000mくらいの雲のかたまりが、3000mクラスの山に乗り上げるわけなんで、そりゃあ勢力も弱まります。

海から離れるせいで水分の供給が絶たれ、山に立ちはだかられて雨を搾り出す、ということで勢力が弱くなる。これが北米メキシコ湾岸とかバングラデシュみたいに、海からまっ平らなままの平野だと、勢力を比較的保ったまま、移動していくこともあるわけです。日本は日本の山々によって台風からの被害が抑えられている、というわけなんですね＾＾。もっとも、その山のけわしさが、河川の氾濫を招きやすくしてることも確かなんで、ものごとの表裏ではあるんですが。

福井が最初の上陸地というのも、観測史上初めてらしいですが、そこから南下して太平洋岸に抜けるなんて、空前絶後かも知れませんね＾＾；。めったに無いものを見たという気がします。今年はひどい暑さでしたが、締めくくりの時期になって、台風プラス豪雨ということになりました。台風はもう１個ぐらい来そうな気もしてます。

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