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涼宮ハルヒの驚愕 感想などつれづれに^^ [本]

SFの時間テーマと呼ばれるジャンルには、いくつかのカテゴリーがあります。ハルヒシリーズは、シリーズ全体として「時間・時空改変」を扱った作品だと思っていますので、その中に平行世界をテーマにしたものが登場しても、違和感なく読むことができました。

私の場合、SFについては相当の修行を積んだつもりでいますので^^;、「分裂」「驚愕」の平行世界の叙述を読んでいても、「苦労しているなぁ^^;」とは思うけど、理解しにくいということは無かったです。ただ、普通にライトノベルとして考えた場合は、これはかなり難解な部類に入りそうです^^;。

要するに同時進行しているふたつの世界が、「裏と表」の関係になっているのであって、終盤になって「裏」に対する保険として「表」を存在させた「ある力」の物語、というところなのでしょうね^^;。SF作品として見ると、トリックが効いている、というところまではもう少し^^;。かなりたくさんヒントは出されてますから、見破るのはわりとたやすい、なんちゃって^^;。

渡橋ヤスミについては、登場したのちに漢字の氏名を読んだキョンが「やすみず?」と読み間違えているところで、すでに気づいてしまいました^^;。ただ、私は未来からやって来たハルヒの子孫(誰とのあいだの、ということまではつきつめて考えていなかったけど)だと考えていましたから、この点は見誤っていたことになります^^;。

佐々木さんについて。キョンの見方から言うとすれば、やはり彼女は「友人」なんだろうなぁ、と思います。この辺、作者が巧妙なところですが、ある程度異性として意識している人物は「姓名」で、そうでない場合は姓のみの人物呼称となっているのがこの作品シリーズ。従って涼宮、長門、朝比奈、朝倉、喜緑といった人物はすべて姓名。

国木田、谷口という同性の友人はもちろんですが、「鶴屋さん」も敬称は付くものの苗字だけ。敬意はあるけど異性としての意識は無い(できない)というわけです^^;。だから佐々木も「友人」の域を出ない(というか異性として意識しにくい)ことになるわけです。

佐々木の方からすればどうか、と言うことになると、これはまぁ「言わぬが花」かも知れません^^;。でも、普通あの手の相談をしようというのは、ね^^。だから私は、後巻のいちばん最後のイラストの佐々木が愛しくてなりません^^。モノクロなんだけど華と愁いのあるいい絵ですよね^^。

「分裂」「驚愕」までアニメ化が進むかどうか分かりませんが、ついつい声は誰が当てるだろう、と考えてしまいます^^;。ほかの人物についてはともかく、渡橋ヤスミと佐々木については、腹案がありますので書いてしまいます^^;。まず、渡橋ヤスミは加藤英美里さんか茅野愛衣さん。茅野さんは、「猫神やおよろず」で「めんま声」以外も聞けたので、これならいろいろ行ける人だなということで。

佐々木については、いわゆるアニメ的「僕女」声ではいけないと思います^^;。理屈っぽいセリフを澱みなくこなせて、凜とした知性や爽やかさも感じさせてくれる、それでいて華もある声。難しいよね^^;。でも、なんとなく私の第一印象では斎藤千和さんに演じて欲しいと思います。あと候補としては坂本真綾さん、田中理恵さんあたり^^。

さて、感想と言いつつ断片に終始しましたが^^;、私はこのシリーズがさらに続いていくのか、多少の危惧があります。作者は「間隔が空いたのは私の怠慢」と後書きで述べていますが、思うに単なる怠慢で4年は空費できないですよ、たぶん^^;。いろいろ「大人の事情」というものがありそうにも思います。物語終盤でキョンがいろいろ言っていますが、それだけにこの巻で未完のまま終結、ということもありそうな気がしています。それならそれもいいかな、とも思います。映像化はいずれされるだろうと考えていますが^^;。
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