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インクサンプルの色を見る その4 [万年筆]

第4夜です^^。今回はPrivate Reserveのサンプル3種と、少し前に買った同じメーカーのElectric DC Blueの見本も比較のために再度作りましたので、それを含めて見てみたいと思います。すべてPrivate Reserve。

ink_sample_13.png
American Blue。この場合の「アメリカン」って、どういう意味合いでもって使われているんでしょうね^^;。アメリカ人のネーミングによる「アメリカン」。とにかく「薄い」という意味では無さそうです^^;。わずかに緑が入っている青で、しっかりしたトーンです。濃淡はあまり出ません。なかなかきれいな色合いです。

ink_sample_14.png
DC Supershow Blue。Electricもそうなんですが、この「DC」も、どういう意味なのかが分からなくて困っています^^;。いえ、困ると言うかとにかく意味を知りたい^^;。このインクは緑がほとんど入らず、くっきりと強い青。これも濃淡は出ません。American Blueの緑味を抑えた感じで、くっきりとした色合いです。

ink_sample_15.png
Midnight Blues。えーと、これはなぜか「ブルース」^^;。正確には「ブルーズ」のはず。長母音のあとに複数sですから。ずっしりと重い色合いの青で、いわゆるブルーブラックといわれる色を狙っていると思います。ただ、彩度はそれなりにあって、鈍い色という感じではありません。青+黒でしかも鮮やかさがあります。やはり濃淡はほぼ出ません。

ink_sample_16.png
Electric DC Blue。Supershow Blueからわずかに黒に寄せた色合い。ほんのかすかに紫も入っているように思います。濃淡はやはり出ません。しっかりくっきりとした色だと思います。それと、ややノートの紙に食い込む(染み込む)感じがあって、今回のPrivate Reserveのほかの3種よりも、裏抜けが若干多くなります。

このメーカーの特色なのかも知れませんが、いずれもほぼ濃淡が出ずに、くっきりとした書線になります。Noodler'sもそうでしたが、もしかするとアメリカの人たちのインクの嗜好が、濃淡のあるインクよりもしっかりした強い書線のインクの方を好むのかも知れません。あくまで想像に過ぎませんが、なにしろたとえば「黄緑」とか「淡いピンク」と言うようなペールトーンの色を「弱い(Weak)色」と表現する人々ですから^^;。

濃淡が付いて明るく(薄く)見える部分のあるインクより、くっきりとした色の出るインクの方が売れる(売りやすい)ということもありそうな気がします^^;。日本の場合だと、万年筆らしいインクの濃淡も持ち味として重要だと考える人も多いように思います。国民としての嗜好の違いはあるのだろうと思います。
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