Aquarius - Let the Sunshine in

「この１曲」シリーズ、今回はミュージカルからのヒットというつながりで「Hair」というミュージカルから生まれた「Aquarius - Let the Sunshine in」を取り上げます＾＾。このミュージカルの冒頭の曲と最後に歌われる曲をメドレーにした、The Fifth Dimensionのバージョンでの大ヒットで、全米１位を獲得しています。1969年の３月にリリース。

フィフス・ディメンションというボーカルグループは、元々はジャズコーラスに近いところから出発したようですが、メジャーのレコード会社との契約では、ママス・アンド・パパスなどのバックと同じスタッフが所属するレーベルと契約したそうです。その結果、バックのサウンドはポップセンスが横溢していて、ボーカルはソフトなR&Bの雰囲気で歌われ、しかもハーモニーの充実した音を作り出しています。こういう感じの音を持っているグループってちょっとほかにはありません。

ミュージカル「Hair」については、ブロードウェイの舞台にロックの音を持ち込んだ最初の作品、といわれています。1967年からの上演。同じミュージカルからは、Oliverというシンガーが歌った「Good Morning Starshine」もヒットしています。結果的には舞台もかなりのヒット作になったようです。そしてさらに映画も製作されています。

この映画版の冒頭で歌われる「Aquarius」は、かなりソウルフルに歌い込まれていて、ホットな仕上がりになっています。私はこのバージョンがかなり好き＾＾。これらの作品中の歌は日本でもヒットしていますが、ミュージカルも映画も日本ではあまりヒットしてないんじゃないかな。ほぼ忘れ去られた感じの作品になってるように思います。アメリカの社会的現象が当時の日本ではピンと来ていなかった感じでしょうか。

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