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指揮者のサヴァリッシュさんが亡くなりました [音楽]

ウォルフガング・サヴァリッシュさんが22日に亡くなった、というニュースが入ってきました。ドイツ・オーストリア音楽の、いわば良心のような方だったのかな、という印象があります。一部では「面白くない」ということを言う人もいたようですが、面白い演奏だけが楽しく聴けるということでもないでしょう。私は残念ながら実演には接していませんが、TVでの放映などで聴く限りは真摯に作品と対峙しようとする演奏姿勢だったと思います。私の印象ですが、「演奏に野心は必要ない」という感じでしょうか。

ウィーンフィルやベルリンフィルとはあまり共演の機会が無かったようですが、バイエルンのオーケストラとは多くの録音がありますね。我が家にはシューマンやブルックナーの交響曲のCDがあります。特にブルックナーの6番は、好きな演奏でよく聴いています。今調べてみたら、コンセルトヘボウとの録音で、ベートーヴェンの交響曲全集があるんですね。知らないでいました。コンセルトヘボウの音色は好きなので、この全集は入手したいものだと思っています(序曲がいくつか収められていればもっといいのですが、そこはちょっと残念です)。

ウィーンフィルやベルリンフィルと共演が少ないと、指揮者のキャリアとしては少し軽んじられる傾向もあるように思うのですが、そういう評価を意に介せず、むしろ気に入ったオケとの共演をずっと続けていた、という意味では一徹なところも持っていたのかも知れません。またひとり、よき人が去っていってしまった、という感慨があります。どうか安らかに。
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