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Questions 67 and 68 [音楽]

「Questions 67 and 68」はChicagoの1969年7月のデビューシングルです。ファーストアルバムからのシングルカット。「この1曲」前回からのつながりがどこかって言いますと、The Dream Academyのアカデミーからの連想です^^;。シカゴのデビュー時のバンド名はChicago Transit Authority(シカゴ交通局)だったんで、そのオーソリティを連想したということで。もっとも、すぐにバンド名は短く「Chicago」となりましたけど。

曲としては力強いブラスのアンサンブルや、ハイノートのボーカルが印象的です。また中間部でテンポアップして、ブラスが交錯していくアレンジがなかなかに見事^^。ただし、シングルとしては長いバージョンと短いものとがあるそうですから要注意です。短いバージョンだと、確か中間部はカットされていたように思います^^;。

まあアルバムで聴いてください、というところなんですが、このデビューアルバムがいきなりレコード2枚組だった、というのはこのバンドが最初じゃないでしょうか。その後も何枚かのアルバムが2枚組なのは特徴のひとつです^^;。「大作主義」なんて言われてたようですけど、まあ「大人の事情」ってヤツかも知れません^^;。

このバンドは長い歴史を持っていて、スタイルが大きく変貌したという点でも、特筆ものだと思います。初期のブラスを強調したサウンドから、ソフトで知性的な(悪く言えば当たりさわりのない)音になっていったのは、年齢を重ねていった、ということなんでしょうか^^;。アメリカの音楽界で生き延びて行くためには、いろいろな苦労があるんだと思います。

初期のシカゴを聴くと、その熱気というか持っている熱量の大きさに圧倒されるのですが、メンバーの変遷もあって、この熱量は次第に小さくなる気がします。ギターのテリー・キャスが亡くなったことも大きく影響したのかも知れません(1978年)。彼のボーカルとギターは、このバンドのハードな音作りの土台になっていたように思うからです。彼が長くこのバンドに留まっていたら、また違った歴史があったんだろうな、と思ってしまいます。
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