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I Say a Little Prayer [音楽]

ポップス史上有数の作詞・作曲の名コンビ、バート・バカラックとハル・デヴィッドの作品というつながりで、今回は「I Say a Little Prayer」に参ります^^。オリジナルは、このコンビと縁の深いディオンヌ・ワーウィックのシングルですが、1アーティスト1曲の自己規定にのっとって、Aretha Franklinにご登場いただこうかと思います。この曲でこの人を出してしまっていいものか、という感じもあることはあるんですが^^;。

なんでかと言えば、アレサ・フランクリンの歌の主流というか彼女の得意とするスタイルからちょっと外れていると思うから。アレサの歌って言えば「Think」や「Respect」みたいなリズムのはっきりとした曲にしても、「A Natural Woman」みたいなバラードにしても、声をしっかり張って歌い上げるというのが、本領だと思うんですよね。

ところが「I Say a Little Prayer」のアレサは、もちろん強い声も出してますけど、わりにソフトなトーンを上手に使っているように思います。なかなか珍しい雰囲気のアレサ・フランクリン^^;。それにしても、原曲のディオンヌのバージョンと違って、歌詞のかなりの部分はバックコーラスに任せちゃう、という曲づくり。うーむ。アレサがあんまり前に出ないようにしているのかな^^;。プロデュースとしては。

この曲の出た1968年以前からずっと、アレサ・フランクリンと言えば「ソウルの女王」みたいに言われてました。まぁゴスペルの色合いがいちばん強く出ていると思いますが、60年代の日本で「ゴスペル」って言われても、恐らくちゃんとした理解は得られないよね^^;。B&Bとかソウルとか言っちゃった方が手っ取り早い^^;。

タイトルの直訳は「私は小さな祈りを呟く」ぐらいのところでしょうか。邦題「小さな願い」は、ほぼ原意を捉えたいいタイトルだとは思います。Prayerという言葉の宗教色は消えてますけど。その方が日本では親しみ易かったのかも知れません。結局のところ日本では、この曲がいちばんアレサ・フランクリンの歌で知られているように思います。一般的な知名度という意味合いで。
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