それが声優！ 最終回 第13話

７月からのアニメで、毎週いちばん楽しみにしていた「それが声優！」が、最終回を迎えました。最近にしてはやや少数派の13本制作ということで、12話終了時には「いい最終回だ」とかの声が出たり、あげく一部では「最終回」と誤表記された情報が出たりと、多少の混乱があったりもしてました＾＾；。例によって原作の漫画についてはほとんど未見です＾＾；。何編かはWebで見てますけど。

私にとっての声優さんとは、文字通りの「声の演技者」であって、ご本人のお姿には（ほとんど）無頓着と言うか、無関係と言うか。いわゆる「アイドル声優」であるか否かについても、ほとんど関心がありません。従いまして、以前からのアニメの記事でも私が「好きだ」と述べている声優さんは、声の質や演技プラス演じているキャラでのことなんです。

声優さんの「お仕事ぶり」について描かれるアニメ、ということを聞きつけて初回を見てからは、毎回次の回が楽しみで待っている状況でした。新人声優さんという役どころであるにもかかわらず、一ノ瀬双葉役の高橋李依さんが、初回から上手に二役をこなしていたというのも、私にとっては面白かったですね＾＾。

一ノ瀬さんって、「４年制大学は出たけど、いい就職が見つからずに、つい声優プロダクションを受けたら受かってしまった長門有希」みたいな感じがあって、初回から親しみが持てたというのも大きいですね＾＾；。「図書館司書」の資格を持っている、という設定らしいので、その点でも「長門の分身」かな＾＾。

エンディングの「ラジオ番組風」アニメと、毎週変わるリクエストも面白かったですね。主にゲスト声優さんに関わる歌が多く、３人が大乗りで声援したりするのも楽しかったです。

アニメ的な面で言うと、監督さんと作画監督さんが、それぞれ「咲－Saki－」や「Ａチャンネル」で仕事をしていらした方で、私にとってはおなじみの絵柄だった感じも、親しめた理由だと思います。それと時折入るアニメならではの画面の作りや、作画途中の原画のままでのアフレコとか、いかにもなるほど、と思いましたね。

話が前後しちゃうけど、毎回のゲスト声優さんも楽しみでございました。初回の野沢さんですでにびっくりさせられてますからね。原作のあさのさんと仲がいいという堀江由衣さん（及びゆりえほいさん）や、優しいお兄さんの神谷浩史さん、ほかにも人気の方が毎回現れるという趣向でした。

中でも個人的に嬉しかったのは、11話でご登場の白石涼子さん。私はこの人の声って大好きなんですよね。まぁほかにも好きな声優さんはたくさんいますが。白石さんは登場シーンの時間も長かったし、一ノ瀬さんにアドバイスをしたりと、かなり重要な役としてのご出演でした。「執事アニメ」って、てっきり「黒執事」だと思い込んでたんですが、それって原作画の畑健二郎さんに失礼なことになりかねない＾＾；。

それと脇を固めていたキャラでは、先輩声優さんの汐留ヒカリさんやマネージャーの集さんを、生田目さんや小清水さんという大物が演じて、要所を締めてました。あと鈴ちゃんの親友のサヨちゃんが可愛かったですね。瞳がずっとハートだったり。ラス前のライブでは途中からずっと泣いていたり＾＾。

忘れられないのが、２話だったかと最終話にクレジットされた中友子さん。お名前を見つけたときは嬉しかったなぁ。「ときメモ」の紐緒結奈役の声優さんで、数をたくさん演じている人ではないのですが、私としては見知ったお名前でした。久しぶりに声が聴けました。

全体に作画はかなり安定していたと思うし、要所ではかなりの（思いっきりと言ってもいい）デフォルメが楽しかったですね。あと劇中劇の形で入るアニメ作品の絵柄が本編と全然違っていたりとか、外国映画のキャラとかは描くのに大変だったろうなぁ、とか。最終話ラストはなにやら新展開を匂わせる終り方でしたけど、２期は期待できるのでしょうか＾＾；。個人的には見てみたいけど、こればっかりはどうなるか分かりませんからねぇ。楽しみに待ってますよ＾＾。

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