Stand by Me

今回の「この１曲」は、それこそ極め付けの名曲Ben E. Kingの「Stand by Me」です。直訳ならば「私の脇に立って」なんでしょうけど、「そばにいて」ぐらいがいい感じでしょうか。1961年11月にベン・Ｅ・キングがリリースしたシングルで大ヒットしました。全米では４位が最高位。その後86年に同名の映画が公開されて、この曲も全米９位まで再度登ってくる、というリバイバル・ヒットとなっています。

この映画がまた名作と呼ばれるに充分な出来で、しかもヒットしましたから、曲がもう一度脚光を浴びるのも当然でしょうね。こんなに映画も挿入歌も共にヒットするのは、やはりまれな気がします。まぁアメリカは映画が生んだヒット曲ってすごく多いけど。日本でも時折りはありますが、アメリカほどではないかな。

曲はいろんな人にカバーされてますけど、やはりジョン・レノンの1975年３月のヒットがいちばん有名じゃないでしょうか。映画ももしかしたらこのバージョンのヒットが、ひとつの契機になって企画が進んだのかもしれません。映画の原作となったStephen Kingの「The Body」が収められた短編集は1982年の発売で、時系列としては合っています＾＾；。

で、さらに映画の内容が下敷きとなって、「ドラえもん」にまで至ることになりますが、このへんは省略＾＾；。とにかく名曲が呼んだ連鎖が、ついには2014年の日本アニメにまで繋がってくるというのは、大変な影響力ではあります。こんな感じの「一般的な」知名度を持っている曲というのも、数えるほどしかないように思います。文字通りの名曲と言えるでしょうね＾＾。

タグ：ジョン・レノン やはりこの１曲 ベン・Ｅ・キング