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永六輔さんのこと [ひと]

永六輔さんが7月7日に亡くなっていた、というニュースが入ってきました。放送作家として放送に関わり続け、作詞家として多くの歌を世に送り出し、文筆家としても活躍していました。私としては多くの作詞を手がけた、音楽面での活躍が一番印象的で、作曲家・ピアニストの中村八大さん、歌手の坂本九さんとのいわゆる「六八九トリオ」は名作を多く残しています。

特に「上を向いて歩こう」は、訳詞やカバーをされたわけでもなく、オリジナルの楽曲のままでビルボード誌での全米1位を3週続ける(1963年6月15日付から)、という日本の楽曲としては唯一無二の大記録をなしとげています。ただしタイトルはアメリカで知られている、ということなのか「Sukiyaki Song」に変更されてはいましたけど。

永さんの言葉で印象的なのは「角をひとつ曲がればそこは知らない旅先だ」といった要旨の言葉です。あるいは出演していた浅田飴のCM中での言葉だったようにも思います。私は写真を撮るために街歩きをしている時に、この台詞を時々思い出し、知らない街で知らない街角を曲がるときに、心の中で唱えたりしてました。

1985年に日航機の事故(いわゆる御巣鷹の尾根の墜落事故)で坂本九さんが亡くなり、1992年には中村八大さんも亡くなって、永さんは「俺ひとり生きてる」という旨の発言もしていました。なんのなんの、そう言いながらも著作でヒットを飛ばし、ラジオでも元気な声を聴けたりもしていましたが、近年はほぼ闘病を続けていた状態だったようです。2016年7月7日83歳没。ご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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