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O Mio Babbino Caro [音楽]

このところしばらくはタイトルに「人称代名詞」の入っている曲、という繋がりで続けている「この1曲」シリーズですが、前回はフランス語タイトルの歌曲だったんで、図に乗って今回はイタリア語のタイトルの歌曲^^;。プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」から「O Mio Babbino Caro」ということで。

もちろん邦題「私のお父さん」の方が、日本では大変有名なのは分かってますが、シリーズとしてのポリシーですからね、イタリア語のタイトルで^^;。ソプラノ歌手のリサイタルなんかでもよく歌われているんですが、「ジャンニ・スキッキ」って作品は、プッチーニ唯一の喜劇なんだそうで、歌としても明るい雰囲気で美しいメロディですよね。

デビューしての最初のリサイタルのアンコールで、若いソプラノ歌手さんがこの歌を歌うのを客席で聴いていたことがあります。その客席にはご両親も見えていて、この歌にお父上が涙する、というなかなかいいシーンになりました。大入りの客席も大喝采になってましたっけ。

もっとも、オペラが好きな人は知ってると思うけど、このアリアは「お父さんにちょっとお願いごとがあって、おねだりするふりをする」歌なんですよね。演出によっては、歌を聴いた父親がちょっとほろりとしているところで、ソプラノが脇を向いて舌をペロッと出す、なんてこともあるようです^^;。

プッチーニの歌劇は「人が死なないと終わらない」なんてことも言いますが、喜劇であるところの「ジャンニ・スキッキ」では、ひとりも死なないのですよね。ただし、登場しない人物として「すでに亡くなっている」人がひとりいますから、結局のところは「プッチーニの伝統」は守られているということになりましょうね^^;。それにしても彼が書いたオペラで喜劇はひとつだけ、なんて少し前までは知りませんでした^^;。
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