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エロマンガ先生 最終回 [アニメ]

12話めが先ほど放映されて、「エロマンガ先生」が最終回を迎えました。例のごとく原作は未読のままで、アニメを見通したわけです。この作品のタイトルって、けっこう狙っているんですが、作品を見終えると「狙った」感じはあまり受けずに、むしろすがすがしい気分があふれていると思えます。ひとわたり主な登場人物が描かれるオープニングのここの絵が、作品を良く表してますよね。
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タイトルについては多少の気恥ずかしさも無くはないのですが、かと言って某局のように「Eマンガ先生」というのは、やはり作品そのものに対しての過剰な反応なんじゃないかと^^;。紗霧自身が、このペンネームに正面から向き合うことがちょっと難しいみたいですけど。

私としては、登場人物たちの行動や性格が、「真っ直ぐなこと」という部分に感心してました。中高生の「恋愛ごっこ」とか言う人もいそうだけど、私はこの「真っ直ぐ」を保ち続ける人物群がひどく気に入っています。その「真っ直ぐ」は、お互いにぶつかり合うこともいずれは起こるのかも知れませんが、まずはそれぞれが心と気持ちとを素直に語り続けられる、という作品の描写がすがすがしいと思いながら見ていました。

9話10話とエルフ、ムラマサがそれぞれに心をあふれさせ、そして11話で兄妹がそれぞれどのようにしてお互いを知り、同じものをめざすようになったのかが描かれます。ここまででも充分に「最終回」でもいいのかも知れませんが、もうひと騒ぎ起こるところがこの作品らしいと言えばらしいのかな。最終回のラストの絵が、やはりこの作品の象徴のようでもありますね^^。
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これだけ周りの女の子たちが「真っ直ぐ」なのに、けっこう古い馴染みのはずの本屋の子(智恵)が、なにごとも表明しないのは不思議だなと思っていたんですが、やはり最終回できちんと気持ちを伝えていますね^^。ちょっとごまかして「お金目当て」みたいなことも言いますが、何のことはない、最初から正宗のことは想っていたんだろうね。正宗君、これで5人めだぜ^^;。

「マサムネ」に対抗して「ムラマサ」というペンネームにしたらしい、ということなんだそうですが、どっちも「名刀」の名であることはご存じかと思います。まぁ「村正」は時として「妖刀」扱いもされてますけど。あんまり言われて無いみたいだから書いときますが、「ラノベ天下一武闘会」の参加者には「獅堂国光」と「長船真弓」の名も見えていますが、「国光」「長船」共に刀工の名です。名前と苗字の違いはあるけど。

残るひとりの「さいれん(はあと)」さんは、たぶん刀の名とは無関係かなと思いますけどね^^;。獅堂さんはのちに登場してきますが、長船さんは未登場のままでした。原作だとどうなのかな。登場してるんでしょうか。小説やマンガの登場人物の名が、日本刀から採られているというのは、ほかには聞かない気がします。

アニメ作品全体として、丁寧な絵作りは特筆ものでした。やや明るめのトーンで強い原色が多くなりすぎないような色彩設計も合わせて、明るい絵柄が楽しめました。「紗霧専任」のアニメーターさんがいたり、「服飾デザイン」というスタッフが置かれていたりと、細かな気遣いが見て取れます。たとえばアニメとしては、こんな髪の質感は描くのが大変だと思うのですよ。
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この少し前に曲調が変化して、やがてこの絵が現れるんですが、髪の質感と動きやTシャツのしわの具合とかも含めて、ホントにかわいく描けてるなぁと、毎回感心していました。

原作のストックはまだあるみたいですし、2期はかなりあり得るんじゃないかと思います。そうなると登場人物も増えたりと、いろいろ大変なんじゃないかなとは思いますけどね^^;。私としてはこの人が大いにお気に入りなので、ぜひもう一度会いたいものだと思ってます^^。
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スタッフ、キャストの皆さん、本当にお疲れさまでした。楽しめる作品をありがとうございます。2期を期待しながら楽しみに待ちたいと思います^^。
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