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There's a Kind of Hush [音楽]

今回の「この1曲」シリーズはHerman's Hermitsの1967年のヒット曲、「There's a Kind of Hush」です。日本ではカーペンターズのカバー(1976年)の方が有名な気がします。カーペンターズの一連のヒットの中では、かなり後期に属するんじゃないかと思いますが、ハーマンズ・ハーミッツとしてもアメリカでのベスト10ヒットとしては最後のシングルでした。不思議な巡り会わせかも知れません。

このバンドの名前って、どういう由来なんだろうかと思ってたんですが、ボーカルのPeter Nooneのニックネームにちなんでいるようですね。Hermanが彼のニックネームで、彼のHermits(隠者たち)。先に活動していたバンドに、子役として知られていたPeter Nooneが加入する形でスタートしたバンドだそうですから、隠者と名乗るのは洒落だったのか、謙遜してるのか、皮肉がこめられているのか^^;。

1964年に最初のシングルが出て、67年ごろまではコンスタントにヒットを飛ばし、全米チャートでも10曲以上のトップ10ヒットがありますが、その後は人気を保てなくなってしまいます。何曲か聴いてみて思うのは、確かに甘い歌声とコーラスで、耳あたりのいい曲なんですが、結局は時代の動きから取り残されてしまったんでしょうね。

67年から68年ごろといえば、クリームがデビューして解散したり、レッド・ツェッペリンが活動をスタートさせる時期でもあります。ロック/ポップス音楽の大勢は、ヘビーな音のロックへと向かいつつあったということでしょう。1971年にはボーカルのピーターが脱退してしまい、バンドは事実上活動を停止します。

その後はドラマーのBarry Whitwamが中心になってメンバーを集めての活動はしているようです。また、ボーカルだったピーター・ヌーンも、ハーマンズ・ハーミッツの名前でのライブ活動を続けているとのことです。まぁ人気が頂点に達しても、それを維持するのは大変なことだったのだ、と悟ったようなことも思ってしまいます^^;。この曲が聴けるリンクを入れておきますね。よろしければ。
https://www.youtube.com/watch?v=gatIk3z9a7Y

追記:そう言えばこのバンドのオリジナルメンバーのベーシストであるKarl Greenは、左利きのベースプレイヤーです。あの時代の左利きベースと言えば、もちろんポール・マッカートニーがダントツに有名ですけどね。今となってはちょっと地味ではありますが、写真で見るとレアな感じは漂っています^^。
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