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Sheep May Safely Graze [音楽]

年末の「この1曲」はこのところ恒例にしている「来年の干支」にちなんだ曲です。J. S. Bachの世俗カンタータBWV 208「狩のカンタータ」から「Sheep May Safely Graze」。「狩のカンタータ」というタイトルは通称のようですが。その第9曲がこの曲で「羊は安らかに草を食み」の邦題でも知られています。

カンタータというくらいですから、元々は声楽と通奏低音プラス管弦楽を伴っている一連の何曲か、という作品なんですが、この第9曲はラジオ番組のテーマに使われて、特に日本では有名なのだそうです。私はその元々の番組を聴いてないので、少しピンとこないのですけど^^;。

原曲の演奏はリコーダーと通奏低音(チェンバロと低弦)に伴奏される、親しみやすいメロディが特徴です。イントロに出てくるリコーダーのメロディもまた印象的ですね。この第9曲が終わると、技巧的な合唱を伴う部分が出てきて、一気に盛り上がる感じになります。

バッハの世俗カンタータの中でも、最も古い部類に属しているのだそうで、28歳ごろにはヴァイセンフェルス公という方に献呈しているのだそうな。いろんなバリエーションの編曲も多く、特にピアノでよく演奏されますね。この曲の静かなたたずまいが、羊という生き物の持ち味とよく合う気もします。未年の一年が、どうか平穏な年であればいいな、と思います^^。
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