SSブログ

Gone Again [音楽]

どっかで「マイルス組」って書かれていて、ああなるほどと思ってしまったのですが、マイルス・デイヴィスのグループに加わっていたミュージシャンを繋げるシリーズを続けている「この1曲」。今回はピアニストのRed Garlandに登場してもらうことにしました。もちろん前回のポール・チェンバースさんとも切っても切れない間柄というか、長く一緒にプレイしていた仲でもあります。曲は「Gone Again」。

Red Garland Trio名義のアルバム「Groovy」の2曲目に収められています。そもそもこのアルバムが「教科書みたいな1枚」なんて言われるほどに、人気もある上に中身もいい、というアルバムでございます。メンバーはレッドさんとPaul Chambers、Art Taylor。1曲目の「C Jam Bleus」が盛り上がって終わったあとに、少し熱を冷ますような感じで入っているのが、表題「Gone Again」。

こういう構成はよくあるとは思うのですけど、やっぱりいいものはいいって感じでやられてしまうわけです^^;。ホントに音色のきれいなピアニストで、さらさらと右手が紡いでいくフレーズが心地よく、意識から時が過ぎていく感覚が失せていくような気分になります。ふと気がつくと曲が終わりかけている。

で、最後のところだけベースがアルコ(弓弾き)をやってて、歌うように静かにピアノに寄り添って曲を閉じます。うーん、見事で洒落てて重過ぎず軽過ぎず、という雰囲気かな^^。ピアノを引き立てつつも、ベースとドラムもちゃんと主張はしているという、確かにこれが「教科書」だと言えばそうなんだろうなぁ。と、つくづく感心させられてしまう作品になっております^^。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。