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Pelikan Edelstein Sapphireを買いました^^ [万年筆]

発売された時から何年経っているのか覚えていませんが、とうとう手を出してしまいました^^;。Pelikan EdelsteinのSapphireです。もちろんずっと気にしてはいたんですが、いろいろ調べてみた限りでは、同じPelikanのRoyal Blueとかなり近い色合いで、Royal Blueがあれば事足りるのではないかと思ってましたからね。

でも違いがあることは確かだし、なにしろボトルのデザインがね^^;。インク・マニアの心をくすぐるのですよね。買うならSapphireというのは以前から決めていました。
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少し前に新しく仕入れたスキャナの色具合が、今ひとつ信用できない感じなんで、カメラで撮影しています。これも目で見た色合いとは少し違ってますけど^^;。比較のためにRoyal BlueとCaran d'AcheのBlue Skyも撮ってあります。
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できるだけ近い色合いになるように加工したんですが、モニタによっての色の違いもあって、必ずしも正確とは言いきれません。まぁWeb上のインクの色合いは大なり小なり不正確ですけれどね^^;。一応の目安ということで。やはりPelikanのふたつはかなり似た色合いなのは見て取れると思います。それに比べるとBlue Skyはやや明るい感じですね。

ボトルとしても引き合いに出されるのはCaran d'Acheなのでございます。ただし正面にはラベルが貼られているので背中側から。
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こうやって見ると、改めてCaran d'Acheの底の厚さがよく分かります^^;。なにしろ30mlしか入っていないし。ペリカンは50mlです。ひとつ気がついたのはEdelsteinの箱の裏側に記された文字。「EXTRA SOFT INK」とありますが、「SOFT」ってなんでしょうね^^;。フローがスムース、と言う意味合いでの「ソフト」なのかな。よく分かりません。
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とにかく手元に置いた時の気分は、かなりいい感じでございますが、インク好きなのか「インクボトル愛好」なのかは、なんとも言えなくなってきました^^;。ネットで物色していると、ボトルのデザインが気になるというのは、まんまとメーカーの策に乗せられているのかも^^;。まぁそれも悪くは無いな、と思うこのごろでございます^^;。

追記 2月17日:スキャナの取り込みの設定のノウハウを、なんとか確立できたので、改めて色のサンプルを上げておきます。やっぱりこちらの方が色がいいですね^^;。
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比較のためのPelikan Royal BlueとCaran d'AcheのBlue Skyも同じく改めて取り込んであります。
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書き忘れてましたが、いずれもボトルからのつけ書きですから、いわゆる「新鮮な」状態のインクの色で、使ったペンはいつものように、いずれもFaber-Castell Ambition Rhombus、ニブはMです。Edelsteinが彩度が高いこと、Caran d'Acheはやや明るいことが見て取れると思います。ペンの中でいわゆる「濃縮」が進むと、もっと落ち着いた(彩度が落ちて濃い)色合いになってきますけどね。ペリカンはその時の色まで計算して作ってるんじゃないかと思うくらいに、いい色になります。以上、追加でございました^^。

梅雨明けは近いのか?ということで万年筆の点呼^^ [万年筆]

雨の日々が過ぎたと思ったら、灼熱の青天が5日間ほども続いて、お天気というものはなかなかちょうどいいところには落ち着いてくれないものだ、とつくづく思います。だからと言って梅雨明けというわけにもいかないらしいのです。台風が過ぎてみないと明確にはわからないということで。

梅雨が明ければ、恒例の暑中見舞いを書く時期となりますが、この何年かはカードやハガキの印刷されたものを買い込んで、万年筆で手書きの挨拶及び宛名という慣行になっています。字は下手ですけどね^^;。だからこその万年筆とも言えなくもないかな^^;。ということで手元にある万年筆のうち、使用頻度が高いものを点呼と称して開陳いたす次第でございます。
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まずは、ファーバーカステルのアンビション・ロンバス。インクは抜いてあって、ボトルからのつけ書き専用みたいな感じになってます。ラミーはサファリのホワイトとVista。ニブはAとFです。ほかのラミーはインクを抜いてあるもの、普段はあまり使わないものもあって、現役はこの2本。ペリカンはM200のFとMにM205のMです。使い勝手が気に入って、結果的に3本が現役扱い^^。
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そして、ウォーターマンのパースペクティヴBG。ニブはFです。以前からデザインがいいなと思って狙ってたのですが、先日とある中古を見つけてポチってしまいました^^;。少し小傷は多いのですが、使われた形跡がほとんどありません。ただし付いていたカートリッジは乾ききっていた、というシロモノ^^;。

洗うのに手間はかかりましたが、使い心地はいいです。このメーカーにはよくあるようですが、キャップには隙間があり空気が通ります。そのためインクが乾いてしまいやすいのが欠点です。そしてペリカンのM600とM400。ニブはFとEFです。この2本も使用する機会が多く、お気に入りです。

そしてパイロットとセーラーが1本ずつ。どちらも中古をポチったものでして、書きやすいので良く使っています。ただセーラーは少しフローが渋いかな、という気もします。ニブはパイロットがM、セーラーはMFです。私としてはMFでも充分に細い。というかもう少し太くてもいいな、と思います。パイロットのMはちょうど良い感じかな。

ということで、いちおう現時点での我が家の現役陣です。あいだが空いてしまうことも多いので、インクが乾いてしまうのは困ります。なので、ウォーターマンもいずれはインクを抜いちゃうのかな^^;。使いたい時にはボトルにつけ書きという手もあるし。いずれにしても、暑中見舞いは使うペンを決めて、それで書くことになります。今年はどれを使おうか、というのも楽しみです^^。

AuroraのBlue [万年筆]

表題は「青いオーロラ」ではありません。なんだか検索するとそっちに振られるみたいなんですが、もちろん私の場合ですから、万年筆のインクについてですね。最近思い始めたことなんですが、私はもしかしたら「万年筆愛好者」なのではなくて、結局は「インク好き」なのかも知れません^^;。

もちろん万年筆を介してではあるのですが、PelikanのM600とM400を入手して以来、ほとんどハードウェアとしての万年筆を購入しておりません。「ほとんど」にはちょっぴりウラがあるんですけどね^^;。記事にしていないだけで、2本ばかりは買っているのですが、なにしろ中古なのでリポートを書くのも少しためらわれるのでございます。

「書く道具」としての万年筆は、Pelikanの2本でかなり得心した気もします。事実として日常の「書く道具」は、各種のゲルインクのボールペン、特にぺんてるのエナージェルとペリカンの4、5本と、Lamyの3本ほどで用途と気分で使い分けています。これで充分に楽しく満足しているわけです^^;。

ちなみに世間さまの一番人気と思われるジェットストリームは、個人的には少し色合いが薄く感じられて、好みではありません。まぁ並べて色を見なければ、不都合は全く無いのですが、エナージェルと比べるとね。インクの素姓そのものが違いますから、単純に比較もできないのだとは思います。

閑話休題。M400には以前にサンプルとして買ったAuroraのBlueを入れてあります。2mlずつ小分けにして売ってくれるという、アメリカ東部の某お店からの購入。そのアウロラの青が、そろそろ切れかけています。M400の吸入のおおよそ1.5回分ぐらいですが、それが終わろうとしている。

となるとM400を使うのにほかのインクを入れるのか、どうするのかという事態が生じてきたのですね^^;。で、お好きな方にはご理解いただけるのではないか。すなわち「インクに情が移る」ということが、ですが。なんだかね、M400とAuroraのBlueの組み合わせで使い続けてきたので、ほかのインクがイメージしにくい^^;。

そこを踏ん切って、万年筆を洗い、ほかのインクを入れてしまえば、話はそこでいったん終わります。候補がほかにもあるのだけれど(サンプルのものも含めて)、なんかねぇ、Auroraを買っちゃおうか、という気分は大きくなってきています。この思考は、仕事のあいだなどの時間は頭の中の棚の中にしまってありますが、暇が少しできると取り出してきて、少しずつこねくっては楽しんでいるわけです^^;。まだ数日は行けるね、この楽しみ。

ラミーLamy サファリSafari の新色2015^^ [万年筆]

今年は情報が遅いなーと思っていたのですが、サファリの万年筆の新しい色が発売されるようです。「ようです」と言うのも歯がゆいのですけど、今のところラミー本社にも情報は出ていないみたいで、私が確認できたのはアメリカはヴァージニア州のお店、The Goulet Pen Companyのみなんですよね^^;。しかも「近日入荷」。4月初旬の予定になってるけど、もう過ぎてますよね^^;。

一応リンクを記しておきますが、入荷した様子は無いようです。あくまで「近日」^^;。
http://www.gouletpens.com/lmy-l43/p/LMY-L43
同じお店が出している画像をお借りしました^^;。
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色の呼称は「NeonLime」となっています。明るく少し蛍光がかった、わずかに緑の入っている黄色という感じでしょうか。まぁ明るい黄緑ってところでしょうね。例によって色の名称は、日本では違うものになるかもしれません。29ドル60セントとのことで、今のレートだと3,600円あまり。それと送料がかかるわけですが、前に頼んだとき確か10ドル程度だったように思います。トータルだと4,800円あまり。やはりレートが効いて、割高感はありますね^^;。

私が贔屓にしているイングランドのお店は、まだ情報が出ていませんが、サファリの万年筆は15.5ポンド。これに日本までの送料2.97ポンドを足すのですが、日本への販売は本体から20%引いてくれます。イギリスの国内税の分を割り引いてくれるわけです。トータルでは15.89ポンド、ざっと2,800円弱。

やはり贔屓にはしておきたいものです^^。新製品なんで、もしかすると3ポンドぐらいは高めの値段になる可能性もあるけど。それでもプラス500円程度でしょうか。まだまったく情報がありませんから、もう少し待つことになりますが。しかしやはり円安は、こういう時のお得感が後退^^;。

あるいはさらにしばらく待てるのならば、国内のラミーがお買い得で知られる某有名店や、皆さん御用達のお店に入荷するのを待つという手もありますね。私はこの手の色合いなので手を出さないことになりそうかな^^;。それとイングランドのお店では、ラミーの14Kニブをパーツとして売ってくれるようになったみたいで、こっちにちょっと心動かされる気分^^。

お値段は64ポンドからマイナス20%ですが、やはりちょっと高級タイプのペンに付けるべきかな。それともSafariに装着して、ミスマッチの楽しさを味わう方が面白いかな、という想像が膨らむ春の午後なのでございました^^。

年賀状と万年筆 [万年筆]

とうとう今年も押し詰って来ましたが、年賀状の宛名書きなどもやっと手が付き始めたところ^^;。早くしてくれないと困ると郵便局は言いますけど、毎年のことながらギリギリになってしまいます。まぁ元旦に届かなくてもいいや、という友人も多いらしく、我が家に届くはがきも5日ごろまでにぽつりぽつりと。

仕事付き合いの相手じゃないしね。これが仕事がらみだと4日ごろには本人と顔を合わせたりするから、それまでには届いてないとバツが悪いんでしょうけどね^^;。私は仕事関係にはほとんど書きませんけれどね、年賀状^^;。たいてい松の内に顔を合わせちゃうから。

郵便も何年か前までは2日が配達しない日だったんですが、それもやめたらしく、毎日届きますから助かります。結局その方が配達も楽なんでしょうね。何年か前ですが、大晦日の夜に雪が降って何センチか積もっちゃったことがありましたけど、あの時は大変そうだったなぁ^^;。

毎年の宛名や添え書きは万年筆で書いています。その年に私が気に入っているものを選びますが、賀状を貰っている友人達はほとんど気づいていないでしょうね^^;。毎年インクが違っているなんてことは。今年、じゃなくて来年の年賀は、宛名がPelikan M600とDe AtramentisのRobert Louis Stevenson、挨拶側の添え書きはPelikan M200とCaran d'AcheのBlue Skyという組み合わせになりました。

しかしこの前者のインク、名前が長いよね^^;。私としてはかなり気に入った色です。それと使っているのはインクジェットの年賀葉書なんだけど、しばらく前のものよりもペンに優しくなったと言うか、表面の仕上がりが書きやすくなったような気がします。もっと粉っぽい感じで、目詰まり起こしそうで怖かったんだけど、改善されているような。

元々万年筆のインクも、染料インクという点ではプリンターのインクと大きな違いは無いはずですし、書く時にきちんと書ければ、乾きも速い紙ではありますよね。郵便局も少しずつ研究しているのだとしたら、それはそれでありがたいものです。とにかく今年も例年のごとくに暮れてゆくのでございます^^。

ペリカンPelikan M400を買いました^^ [万年筆]

「買いました報告」が続けざまですが^^;、実はM400は少し前から手元にあります。M600を手に入れてとても気に入って使っていたのですが、万年筆と言えばモノトーンかスケルトンが多い私としては、M400のホワイトが気になってしょうがなくなって、とうとう買ってしまったわけですね^^;。ほぼ新品に近い中古です。
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「white tortoise」という名称ですが、tortoiseは陸ガメのことなんだそうです。いろいろ調べてみましたが、発音はカタカナ表記では「トータス」というのがいちばん近いみたいですね。見た感じだと、カメ的なのはインク窓の部分のことなのかな^^;。「ホワイト」の部分は少しオフ気味のクリーム色に近い白で、なかなか品のいい色だなと思います。
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ニブはEFですが滑らかで、書いたときに追随性がいいためこのメーカーらしい味わいだと思います。インクは買った当初いくつか試して、結局以前にサンプルで買ったAuroraのBlueを入れてあります。なにしろ2mlぐらいしかありませんから、次はほかのインクを入れることになりますね。

今回は試し書きのサンプルを用意できなかったので、いずれまたの機会に^^;。M400とM600を揃えてみると、やっぱりM800にもいずれは手を出してしまう気がしてきております^^;。「自分へのご褒美」とか理屈を付けて、でしょうね^^;。いつのことになりますでしょうか^^。

De Atramentisのインク2本が届きました^^ [万年筆]

以前、注文しようとしたら品切れになっていたDe Atramentisのインクが届きました。記事を書いた2日ほどあとに入荷の連絡が来て、即座に注文を出してありましたが、思っていたより速く届きましたね^^。2本というのは、Robert Louis StevensonとFerdinand von Zeppelinです。正式にはvonとZeppelinFerdinandとvonのあいだにGrafが入ります。飛行船の愛称としてはグラフ・ツェッペリンですな。サンプルのボトルのラベルの印字では省略されていました^^;。
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画像はピントが大甘でございます^^;。ちょっと演出した絵にしたかったので、スローシンクロで撮ったのがいけませんね。ま、お遊びで^^;。インクはいずれも先日サンプルを頼んで色を見たものです。Stevensonが気に入ったのでそちらだけでも良かったのですが、送料は同じなのでついでです^^;。Zeppelinもかなり好きな色だったし。

音楽好きとしては、バッハ、ヴェルディ、プッチーニという音楽にちなむ色もあったのですが、バッハとプッチーニは買っても使わない色のように思ったので、手を出しませんでした。ヴェルディはいい色かなと思ったけど、Zeppelinと近い色合いなので。まぁZeppelinも音楽に関係ありと言えないこともありませんし^^;。またボトルインクが増えておりますが、手元に置いておきたいインクはほかにもありますから、これからもまだ増えちゃうかな^^;。

ペリカン Pelikan M600を買いました^^ [万年筆]

えーと、何日かは経過していますけど、ペリカンのM600を購入しました。ニブはFです。新古品とのことで少しお安く入手することができました^^。どうやら7、8年は経っているもののようです。いわゆるボックスセットのもので、インクと一緒に大きなケースに入っていました。
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色はブラックで、青や緑のものに比べれば、やはり地味な印象はありますね。私としては色はともかくM600を手に入れて使ってみたかったので、どの色でもかまわなかったのですが。
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M200デモンストレータと並べてみましたが、ほんの少しだけM600の方が大きいのが分かります。
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M200とM400はほぼ同サイズとのことだったので、そのこともあってM600も手に入れてみたかったわけですね^^。太さもほんの少し太いのですが、持った感じにやはり違いを感じます。
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いわゆる天冠のペリカンマーク。当然のことながら同じものですが、ペンとしての仕上がりは少し違いがあります。

インクは先日届いていくつかサンプルを試してみた中から、色がいい感じでいちばん気に入ったDe AtramentisのRobert Luis Stevensonを入れてみました。うーむ、このインクの名前はやはり長いですねぇ^^;。毎度ながら乱筆はどうか御容赦^^;。
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書き味は下ろしたてということもあって、わずかに抵抗を感じますが、フローも良く書きやすいと思いました。M600は「影が薄い」といった評価も耳にしますが、実際に文字を書く道具としての安心感と確実さという、このメーカーらしさは相変わらずです。M200のデモンストレータを入手して、初めて書いたときの感触とよく似ています。メーカーとしての持ち味なんだろうなと思います。いい買い物でございました^^。

De AtramentisはDr. Jansenだそうです^^; [万年筆]

もう少し調べてから書けばいいのでしょうけど、私の時おりやる早とちりというか拙速と言うか^^;。告白いたしますが、確かにどっかでボトルは見ていたはずでした。前の記事の中のDe Atramentisというメーカーのことですが、しばしばDr. Jansen(ヤンセン)という名前で知られているところと同じとのことだそうです。

色は気に入ったインクだし、1本買っとこうかなとお店に行ったら製品の説明のところに「handmade in Germany by Dr. Franz-Josef Jansen」ときちんと書かれております^^;。あげくに現在は売り切れ中とのことでした。うーむ、人気あるのかな、それとも偶然かな。ま、とにかく入荷したら知らせて貰うことにしておきました。

サンプルの小瓶で見て、意識がそこで納得してしまっていたようですね。確かに「人名シリーズ」みたいなことはどこかで見た記憶もありますね^^;。ご存じの方はご存じだとは思いますが^^;。そういうわけでお預けを食らってちょっと悔しいのでございます。入荷を待ちたいな、と思うのですよ。
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久しぶりにインクサンプルを売るお店から^^ [万年筆]

少し気になっているインクもあったので、アメリカ合衆国はヴァージニア州にある、インクサンプルを売ってくれるお店にいくつか注文してみました。実は到着してからは少し経っているんですが^^;。昨今の円のレートもあって、注文の品数はやや抑え気味にならざるを得ないというか^^;。カードが何枚かと何故か棒付きキャンディが1本^^;。
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内容はこちら。テキスト打ち込みを省いての画像でのご紹介です^^;。
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インクのあいだに挟まっている「Pen Flush」というのは、ペンの洗浄液というもののようです。それと「Brass Sheets」は、ごく薄い真鍮の板(というよりもペーパー感覚ですが)の切片です。画像でも上の方に見えますね。どちらもニブや首軸のクリーニングに使うんだそうですが、今回試しに頼んでみました。

スキャンの色の具合を見てもらうためにも、Pelikan Royal Blueを最初に掲げておきます。ボトルからのつけ書きで、新しい状態(濃縮の無い)での色合いです。つけ書きに使ったのはファーバーカステルのアンビションロンバスのMニブ。こういうテストには必ず登場してもらいます^^。乱筆はどうか御容赦^^;。
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それではサンプルのスキャンに参りますが、まずはアウロラとオマスのブルー。
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ペリカンと見比べると分りやすいと思いますが、よく似たトーンの色ですがAuroraはほんの少し抑えてあり、Omasはいくらか明るい色合いです。どちらも濃淡はよく出ています。ペリカンを中に挟んで両サイドに振った感じ。
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次はOrganics StudioのJules Verne。ジュール・ヴェルヌ、フランスの作家ですね。海洋冒険小説の、という枕詞をつけてもいいかも知れません。「十五少年漂流記」や「海底二万マイル」が知られています。そのイメージからか明るい青に仕上がっています。きれいなトーンで彩度も高めです。今回はこの「人名」を冠したインクをいくつか頼んでみています。
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De AtramentisというメーカーのRobert Louis Stevenson。小説「宝島」で有名なスティーブンソンですね。ややトーンを抑え、黒みの入った深い色合いのインクです。ごくわずかに赤の色味もあります。濃淡はあまり出ず、しっかりとした書線に仕上がります。いい色だなと思いました^^。
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同じメーカーのFerdinand von Zeppelin。もちろんグラフ・ツェッペリン、ツェッペリン伯爵として知られ、硬式飛行船を実用化した人物です。色合いはぐっと深い色で、いわゆるブルー・ブラックのトーンを狙っている色でしょうね。ごくわずかに緑のトーンも見えます。濃淡はほとんど出ず、重厚なイメージの色合いです。華やかさはありませんが、使いどころの広い色かな。
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さらに同じメーカーでSky Blue。こちらはぐっと明るい色で、先ほどのジュール・ヴェルヌとも似ていますが、Sky Blueの方がいくらかトーンが濃いめ。明るい色合いなので濃淡も少し出ています。それにしてもDe Atramentisというメーカー名の意味がはっきりしません^^;。人名なのかな。検索してもこのインク・メーカーの名前が出てきてしまうという^^;。
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最後は、個人的には今回のサンプル注文の目玉^^。Caran d'AcheのIdyllic Blueです。なにしろこれまで売っていたインクを全部SOWG(Sold Out when Gone。売り切れたらそれで終わり。)にしてしまって、まったく新しいシリーズを出すという、思い切りのよいメーカーさんでございます。ついでに少し(けっこう)価格上昇^^;。円レートの下落もあって、日本では大幅な値上がり^^;。

まぁ私としてはこのメーカーのBlue Skyというインクが大いに気に入って、つい手を出してしまったのですが、それが売られなくなってしまうということに。えいやっと頑張って探してもう1本ストックしてしまいました^^;。その後継と言えるであろうアイデリック・ブルーの色を確認しておきたかったわけです。

結論からいえばBlue Skyよりもややトーンが落ちて、いくらか黒に寄せて(と言っても少しですが)彩度を落した仕上がりになっています。価格を考えるとこっちは手を出さなくてもいいかなという気になってきます^^;。濃淡の感じはよく似てますね。それにしても「Idyllic」と言うのは日本人には馴染みが薄い単語と言うか、分かりにくいと言うか。「田園の」「田舎の」という意味のようですが、そう言われてもやはりちょっと意味がつかみにくい^^;。

以上、やや駆け足気味ではありますが長文の記事になってしまいました。今回の印象としてはRobert Louis Stevensonの色合いが気に入ったこと、Idyllic Blueの色が確かめられたことが収穫です^^。新しいメーカーもけっこう出てきていて、いろいろと色合いを見て試せるのは本当にありがたいと思っています。結果ますます手持ちのストックは増えていくのでございます^^;。
http://www.gouletpens.com/

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