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La Reine De Saba [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、こないだポール・モーリアを取り上げたんで、もう一方の横綱であるレイモン・ルフェーブルさんも聴いてみようかな、ということで^^。まぁ代表曲ということになると、やはりこの曲が圧巻ですね^^。

「La Reine De Saba」、邦題は「シバの女王」。弦と女声コーラスを中心としたアレンジと、随所に現れるバロック音楽風フレーズが印象的。グラシェラ・スサーナの歌ったバージョンもヒットしていて、よく知られていますね。

レイモン・ルフェーブルとポール・モーリアは年齢もわりと近く、60年代の終わりごろから脚光を浴びる、という注目された時期も同じ頃ですが、日本でのレコード会社は違うのでライバルのように見られていました。注目される以前にはご本人同士が、フランスの同じレコード会社にいたこともあったようです。

アレンジやほかのアーティストのバッキングなど、仕事の内容も似通っていた時期があったのだそうですが、それぞれオーケストラを率いてからは、特に日本ではライバル同士のように見られていたようですね。もっともヒット曲という面からは、ポール・モーリアの方がややリードしているでしょうか^^;。しかし「シバの女王」について言えばやはり名曲でございますなぁ^^。

https://www.youtube.com/watch?v=LC4Mkck1OKk

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Penelope [音楽]

今回の「この1曲」シリーズはPaul Mauriatの「Penelope」。まぁ原題は「Penelope "L'eternel Retour"」という、何か副題も付いてるみたいなんですが、もちろん原題よりも「エーゲ海の真珠」という邦題が広く知られていますね。先日作曲家エンニオ・モリコーネが亡くなったり、その少し前には服部克久さんが亡くなったりもしていますし、ちょっとオーケストラの曲を取り上げようかな、ということで。

「エーゲ海の真珠」は、ポール・モーリアの多くのヒットのうちでも、最も有名な曲のひとつだと思います。個人的にはポール・モーリアの「4大ヒット曲」の一翼を担っていますね^^。なかでもアレンジや曲の構成から言えば、この曲がいちばんの傑作なんじゃないだろうか、と感心いたします^^。あー、4大ヒットのあと3曲は「恋はみずいろ」「涙のトッカータ」「オリーブの首飾り」ということで^^。

80年代以降に再録音をしたりして、バージョンは2、3あるそうですけど、まぁオリジナル録音のサウンドが、やっぱり耳なじみはいいですね^^。ポール・モーリアの場合、代表曲の何曲かは再録音されていて、ベスト盤を買うときなどは多少の注意も必要みたいです。まぁ日本のアーティストの中にも、前ぶれ無しで再録音をする人とかもいますけど。大人の事情はあるでしょうからいたしかたは無いとは思いますが。

いわゆる「イージー・リスニング」というジャンル分けというのも、言葉としては不思議なものだな、とも思います。「イージー」ってどういうことなのかな、と。ライト・クラシックとかオーケストラのポップス曲も入ってますよね。のちには「ラブ・サウンド」なんて言い方も出てきますけどね。ともあれポール・モーリアは日本では特に人気とヒットの面での第一人者ですね^^。この曲は名曲だなぁと感心いたします^^。動画サイトにリンクしておきますので、よろしければ聴いてみてくださいませ^^。曲はオリジナル・バージョンだと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=-QYzpdkTx-E
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I've Told Every Little Star [音楽]

少しあいだが空いてしまいましたが、今回の「この1曲」シリーズはLinda Scottの「I've Told Every Little Star」です。まぁ火曜日でしたからね^^。あの番組の放送される曜日でもあります。何しろテーマ曲に使われて、日本での知名度が急に上がった曲ではあります。

元はと言えば「Music in the Air」というミュージカルのために書かれた曲なのだそうですが、初演は1932年のブロードウェイ。その後も戦後に至るまで何回かの再上演がありました。ミュージカルの中でのタイトルは「I've Told Ev'ry Little Star」で、「Every」ではなく「Ev'ry」という省略形になっています。

eを一文字略しただけって、どういうメリットで略すのかよく分かりませんけど^^;。うーん、私はその辺詳しくはないんだけど、「口語形」と言うことなのかな。曲そのもののカバーも、初演直後からレコーディングされたものがあったようで、1932年には初出のSPレコードがリリースされていたようですね。

オーケストラをバックに男性ボーカルで歌われていますが、この頃の普通のポピュラーソングでしょうね。某動画サイトで「オリジナル」と入れて検索するとトップに出るバージョンは、実はオリジナルとは言えないんですが、やはり似たような雰囲気で歌われてます。こちらは女声のボーカル。

面白いので、このふたつのバージョンはリンクを貼っておきますね^^。
本来のオリジナル初録音
https://www.youtube.com/watch?v=290uE2TSrCw
オリジナルと検索すると真っ先に出てくるのは
https://www.youtube.com/watch?v=7mdcvrZYE4Q
初録音のSPのレーベルをよく見ると「operetia」という単語があります。耳慣れない言葉なんですが、どうやら「operetta」と同義で使われているみたいです。古形なのか略形なのかよく分かりませんけど^^;。

で、1961年に至ってついに今回のリンダさんのバージョンがリリースされます^^。この時にイントロで聴くことのできるスキャットが、初めて歌われことになります。そして全米3位まで上昇するヒット。その後は多くのカバーが登場してくるのですが、このスキャットもその後は必ず歌われているようです。このスキャットを考えた人の大勝利なわけですね^^。リンダさんのバージョンもリンクしておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=ifgpiGs_4Js

Linda Scottは1945年生まれですから、日本で言えば昭和20年の終戦の年の生まれということになります。「I've Told Every Little Star」のリリースの時には16歳の誕生日前で、満15歳であったということになります。アメリカのショウビジネスの世界としては、ずいぶん若くしてのデビューでした。

ただいわゆる「子役」も含めて、アメリカでも若いうちから芸能の仕事に入る人たちは、一定数いたことも確かですけど。そしてこの曲のヒットののちも、60年代の半ば過ぎぐらいまでは、シングルをリリースしていますが、大きなヒットには恵まれず、結局は事実上の「ワンショット」ということになってしまったようです。1970年には引退を発表しているそうです。

21世紀に至って、自分のヒットが日本のTVでテーマ曲になって再注目されるなんて、思ってもみなかったでしょうね。というかご本人は知ってるのかな、この曲の日本での注目のされかた^^;。とにかくポップソングという世界の中での、とある一曲の「数奇な運命」という意味で、なかなか面白いものがありますね^^。ちょっと表現が大仰ではありますけどね^^。
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If Wishes Came True [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、Sweet Sensationの「If Wishes Came True」です。1990年6月14日にリリースされています。前々回のこのシリーズの記事で、The Three Degreesを取り上げたので、そこから同じ3人組につなげるつもりでいたんですが、ちょうど5月初日になってたこともあって、曲を変えたといういきさつ^^;。

で、こちらの3人組はラテン系にルーツがあるんだそうです。1986年から活動を開始していますが、しばらくのあいだはヒットに恵まれませんでした。1990年にリリースされた「Love Child」というアルバムからシングルカットされた同名曲(Diana Ross & the Supremesの1968年のシングルのカバー)が、13位まで上がるヒットになって知名度が上がってきていたようですね。

そして表題曲がついに全米1位という大ヒットになります。しかし次のシングルは59位とぱっとせず、93年には早々に活動を停止してしまいます。その後は2005年に再始動して活動を続けているようです。ピークは大きかったけど短かったんですね^^;。やっぱり「一発」と見なされちゃうんだろうな。

イントロのキラキラした感じや、間奏でのギターのソロなんかも含めて、「重厚華麗なバラード」って言い方をしちゃうと誤解されるかな。でも私はそんな印象があります。もしかしたら歌っているメンバーにとっては、本来の自分たちのスタイルと曲想が合っていない感じがあったのかも知れません。その後の活動が低調だったりさっさと休止しちゃった理由なのかも知れない、と邪推してみたり^^;。

この3人組の当初のグループ名には「New York's」という語句が頭に付いていたみたいなんですが、ある時期から表記しなくなったようです。「Sweet Sensation」という言葉だけだと分かりにくいと考えたのか、あるいはほかに何かがあったのかは定かではありません。大ヒットを放ちながら短い期間で活動を終えてしまった彼女たち。曲のタイトル「願いが叶ったら」はちょっと悲しい皮肉にも感じられてしまいます。でも曲そのものは親しみやすいメロディもあっていい曲ですよ。下記で聴けますのでよろしければ^^。
https://www.youtube.com/watch?v=wwdjo4vlIv0
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エサ=ペッカ・サロネンの春の祭典 [音楽]

10日の21時からのEテレで、エサ=ペッカ・サロネン指揮のフィルハーモニア管弦楽団の演奏会が放映されました。演奏会そのものは1月に行われているんで、聴いた人も多いとは思いますが、5月に至ってのテレビ放映の感想になります。中でもストラヴィンスキーの「春の祭典」の演奏について。

フィルハーモニアというオーケストラは、正式団員が75人の団体で、大きな編成の曲を演奏するときは、臨時奏者(いわゆるトラですな)を入れるのが通例らしいです。ロンドンのオケってわりとみんなそんな感じなのかな。もしかして。今回来日しての公演も、プログラムの最後に大きな編成の曲が入っているものになっていたようですね(「春の祭典」「火の鳥」「マーラー交響曲第9番」)。

とすると今回の放映の「春の祭典」はどの人がエキストラなのかな、とか見てましたけど、分かるわけは無いよね^^;。まぁホルンが8人っていうのは2、3人は臨時、というような。あとは弦楽器でしょうか。とにかく曲の冒頭、お洒落を決めたファゴット奏者のお姉さまのソロからスタートして、弦の刻みの有名な部分に至るまでの、木管のうまさとリズムの切れはなかなかのものだと思いました。

私はこの曲の実演を聴いたのは一度だけ。在京某オケの定期でなのだけど、始まって数分のうちに「なんか寝ぼけたみたいな演奏だな」とか不遜にも思ってしまい、集中を欠いてしまった記憶があります。まぁよく言えば「安全運転」、悪く言えば「譜面をなぞるだけ」。指揮者と何かトラブったのかしら、とか思っちゃうくらいの演奏でした。

誤解の無いように言っておくと、在京のプロオケですし、いい時にはいい演奏も聴かせてくれるんだとは思います。えーと、私が多く通った東京交響楽団ではありません^^;。ただその時には「生の春祭」を聴いてみたくて、定期のチケットを買ったのでしたっけ。とにかくこの曲の出だしから例の弦の刻みに至るまでの部分の雰囲気とか切れ味で、楽しめるかどうかは決まるぞ、と思います。今回は丸^^。

閑話休題。全体としてはきびきびとしたリズムの切れ味と、サロネンのタクトにきちんと反応する運動性が印象的でした。荒々しさや野性味を求めたい人にとっては、やや食い足りない感じがしたかも知れませんね。熱量はあるんだけど、音楽的な純度を大事にしている演奏だったかなと思います。それにしてもサロネンさんの振りは的確かつきれいで、教科書になれる人だなぁと思います。

NHKのカメラもここぞというショットはきちんと押さえていて、アルトフルートやバストランペットがアップになったり、ワグナーチューバがホルンから持ち替えで2本演奏されるところを見せてくれました。弦が全部下げ弓でぐいぐい弾かれてるところとかね^^。よく分かっていらっしゃるなぁ、と感心してしまいます。プロの音楽映像撮影陣に向かって失礼かも知れませんが^^;。

私としてはこういう感じの演奏(大暴れしたりせずに音楽を追及する方向)は好きな方ですから、画面を見ながら楽しんでいました。今回の来日は3プログラムあったそうですけど、映像収録は全部してるのかな。だとしたらほかの演奏会も楽しみにしたいところですけれどね^^。どうなのかな。ま、期待しておきます^^。
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First of May [音楽]

さて今回の「この1曲」シリーズは「First of May」。Bee Geesの名曲なんですが、彼らにはこのシリーズのかなり早い時期にすでに登場してもらっています。このシリーズはワンアーティスト1曲ずつという縛りを設けていますので、5月1日の企画としてはほかの方のバージョンにご登場いただくことに^^。ということでSimone Kopmajerというシンガーのバージョンです。

どういう人なのか知らなかったのですが、どうやらオーストラリア出身のジャズシンガーということのようです^^;。シモーネ・コップマイヤーとお読みするのが日本公式みたいですが、例によってご本人の発音を確認しているのかは不明^^;。ドイツ語風の姓であるのは確かだと思うんだけど、だからドイツ語読みでいいのか、という点ですよね。一応従ってはおきますが^^;。

なかなか素敵なアレンジでちょっとボサノヴァ風。この曲を原曲のバラードではないアレンジにするのはちょっと勇気がいるとは思います。しかも途中から終わり近くにはベースのけっこう長いソロもあったりします。そのあたりがジャズっぽく仕上がっているってことなのかな。

今年はうるう年ということもあって、5月1日が八十八夜になっています。夏も近づく、という日でございますね^^。まぁこの曲の歌詞の内容は5月の「初日」ではなくて「初めの頃」と考えた方がいいようです。詞の中には「クリスマス・ツリー」なんて言葉も出てきて、耳で聴いているといよいよ季節感は分かりにくいかも知れませんね^^;。下記にこのバージョンのリンクを入れておきますので、よろしければどうぞ^^。
https://www.youtube.com/watch?v=j4cZ2utwGAE
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When Will I See You Again [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは「When Will I See You Again」です。前回の「Luka」の記事でも好きな曲なのに取り上げるのを忘れてた、という話を書きましたが、この曲も同じく^^;。The Three Degreesの1974年の大ヒットで、全米2位まで上がっています。

彼女たちは1965年に活動を開始していますが、いわゆる「下積み」の時期を長く過ごしています。何しろ20曲以上ある出したシングルがチャートに入ったのが7曲、29位まで上がったのが最高でした。1974年に至ってついに1位を記録するのですが、厳密に言えば彼女たちの名義ではなく、MFSBという名義で一種の「オーケストラ曲」のボーカルを担当していた、というものです。

これで知名度は上がった、と思いきや、次のシングルは85位と低迷^^;。しかし続いての「When Will I See You Again」が、ついにヒットとなって2位を記録します。この曲の面白いところは、当時の「東京音楽祭」に彼女たちが来日してこの曲が金賞を獲得、日本で先にオリコン1位を獲得しているところ。そのあとに本国アメリカでシングルとしてリリース、2位に上がるヒットになっているんです。

どうもこの人たちってアメリカでの人気はもうひとつで、イギリスや日本での知名度や人気のほうが大きかったようですね。時折こういうミュージシャンが現れますが(英米は逆もあるんですが)、面白い現象です。本国の人気が伸びないんで、ツアーで他国にいる期間が長くなって、状況に輪をかけることにもなったみたいです。

そしてこの曲がヒットしたのち、リリースするシングルはひとつとしてHot 100にはチャートインしませんでした。R&Bチャートとかには3曲ほど入ってますけどね。ヒット曲という視点から見れば、いわゆる「一発」ということになってしまいますが、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで活動を続けています。70年代のヒットソング集などには欠かせない1曲ではありますね^^。
https://www.youtube.com/watch?v=51N4F6FyI40
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Luka [音楽]

今回の「この1曲」シリーズはSuzanne Vegaの「Luka」です。このシリーズを再開しようか、というタイミングで、今までに記事にした曲を一覧にしてリストを作りました。その時に「300曲以上か、ふぅー」なんてリストをざっと見回していると、大好きな1曲であったはずのものが、リストに無いことに気づいたりもしました。何曲も、ね。

「Luka」もそんな1曲で、「忘れてるじゃん」と思いましたね^^;。「固有名詞がタイトルの曲」なんていう繋ぎ方をしていた頃にも、取り上げ損ねちゃってるんですよ。ということで改めて行ってみようと思った次第なのでございます。この曲は1987年の4月にリリースされて、全米では3位まで上がるヒットになっています。

Suzanne Vegaという人の持っている曲作りの特質は、社会性のあるメッセージを含んでいたり、心の奥の感情を吐露したりという、その頃のアメリカのミュージック・シーンから見れば、かなり異質なものでした。基本的に「かっこいいPVを作って曲をヒットさせる」みたいなスタイルが、いちばん多かった時期だったかな、と思います。ごく大雑把な括りですけど^^;。

もちろん例外もあるわけだけど、その辺がアメリカの音楽産業の面白いところでもあり、ある種の「限界」もそこに潜んでいるわけです。だから何さ、でもありますけどね^^;。閑話休題。「Luka」の歌詞には、家庭内で暴力を受けている子供が登場します。というかLukaってその子供の名前(歌の中での)なわけです。

ホントにあの時代のチャートを賑わす歌としてはごく「異質」な性格を持っていたのでした。にもかかわらずヒットしたのは、やはり「真実の重み」と言うか主張している中身の普遍性みたいなことが、大きいんだろうと思います。歌詞そのものは深刻に主張するわけではなく、「語り手」のLukaが身の上をぽつりぽつりと話していく、という風に作られています。

曲そのものも比較的明るさのあるポップな仕上がりになっていますが、それだけに中身が浮き彫りになってくると、言えなくもないかな^^。まぁメロディの覚えやすさもあるし、ヒットする要素はやはりきちんと押さえてあるというのはうまいですよね。

話は少し曲の中身から離れますが、Suzanne Vegaのライブの映像を見ていると、この人のギターの演奏ぶりが個性的でしかもかなり上手だな、と感心してしまいます。右手を肘で支えて浮かせたまま弦をアルペジオで弾いたりしていて、もしかしたらクラシック・ギターの素養とかもあるのかしら、とも思います。ま、余計な話ですけど^^。

ということで動画のリンクも置いておきます。物語性を暗示程度にとどめて、くどくなり過ぎないようにうまく作られています。が、色合いは青い^^;。なぜかずっと青い。曲をご存じない方は、よろしければお聴きになってみてくださいね^^。
https://www.youtube.com/watch?v=VZt7J0iaUD0

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When You Wish upon a Star [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、映画「ピノキオ」でコオロギのジミニー・クリケットが歌った「When You Wish upon a Star」です。1940年公開の映画ですが、この主題歌は同年のアカデミー賞の歌曲賞を獲得しています。邦題「星に願いを」で知られていますね。

大変有名な曲ですし、いろんな人がカバーしていますね。ジャズの系統のインストルメンタルでの演奏も多く、Bill EvansやKeith Jarrettのものは、個人的に好きなバージョンでもあります。まぁキースはビルさんが弾いてるっていうのが、取り上げる動機になってるのかも知れません。

ここではLouis Armstrongのバージョンを取り上げておくことにします。暖かい声ですよね。悪声なんだけどいい声だなと思います。まぁ今日が3月11日であるというのは、選曲に影響しています。想いはいろいろとありますけど、夜空の星に心を預けようかな、ということで。下記の動画で聴けますので、よろしければどうぞ^^。
https://www.youtube.com/watch?v=uReGn1l4ir8
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Hold Tight [音楽]

ちょっと家を空けてしまっていたので記事を書くのが遅くなりましたが、今回は「この1曲」シリーズです。「Hold Tight」は1966年の2月にイギリスのグループDave Dee, Dozy, Beaky, Mick, & Tichがリリースしたシングル。以前の記事でも名前が出てきたグループです。

60年代後半の日本ではこの長いグループ名では受け入れられないと考えたんでしょうね。レコード会社がね。そこで「デイヴ・ディー・グループ」という、日本だけでのネーミングで国内でのレコードリリースが行われていました。

折りしもいわゆるグループサウンズ全盛時代でもあり、外国曲のカバーも多く行われていたので、彼らのヒット曲は日本国内の同じ系列レコード会社に所属していた、ザ・ジャガーズやザ・カーナビーツが日本語版をリリースしてヒットさせました。ジャガーズが「The Legend of Xanadu(キサナドゥーの伝説)」、カーナビーツは「オーケイ!」ですね。

「Hold Tight」は日本ではカバーされなかったのですが、イギリスでは4位まで上がるヒットになっています。曲想はシンプルでリズムの小気味良い仕上がり。コーラスもなかなかうまいですね。歌詞の中身はまぁ普通のラブソング^^;。冒頭の船の汽笛のような音が印象的です。

書いてから汽笛の実音のエフェクトだっけかな、と聴き直してみましたけど、ギターのディストーションの音ですね。こういう「効果音」っぽい音を演出として入れるのが得意なのか、「The Legend of Xanadu」の冒頭でも「ムチの鳴るような音」が入ってます。こっちもたぶんギターの弦をピックでこすってるんじゃないかな^^;。

このグループ、イギリスとヨーロッパ、旧英連邦圏では一時期かなりの人気にもなり、数曲トップテンに食い込んでもいます。その後はそこそこにヒットになった曲もけっこうあるんですが、アメリカではさっぱり。1965年ごろから70年代初頭までは盛んにシングルをリリースしてるんですが、71年ごろには活動を停止してしまったようです。

その後再結成されてもいますが、リーダーだったDave Deeは2009年に亡くなっています。残った4人のメンバーで活動は続いているようですね。最盛期は5年間足らずだったように思いますが、60年代ヒットを集めた洋楽CDなどでは、何曲か収められているものもあるようです。この記事の曲が聴けるように動画サイトのリンクを入れておきますね。というわけで今回はDave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tichでした。このグループ名はやっぱり覚えられない^^;。
https://www.youtube.com/watch?v=UTyqwwAitQI
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